施工実績
飛騨古川の家
建築Photo by Isao Imbe
About This Project
所在地:岐阜県
構造規模:木造2階建て 改修工事
延床面積:60㎡(改修部分)
設計・デザインについて
築百年以上の時を経て住み継がれてきた古民家の一部、居間と台所を中心としたスペースのリフォームです。
大きな柱や梁で木組みされた伝統的な家は障子で部屋を小さく仕切り、時と場合によって多目的に使える一方、普段の生活の中では不要なスペースも多く「台所兼食堂」以外に家族が集う場所がありませんでした。
二十年程前に新建材を用いてリフォームされた台所兼食堂は、自然素材で造られた他の部屋に比べ設備や内装の老朽が際立っていました。
家族が集まり、くつろげる場所がほしいとの施主の思いから、空間を極力仕切らず、広々と使えるよう居間と台所は一体化し、居間の横には掘りコタツを据えた小上がりの和室を設けました。