森居

名古屋市の古くからの住宅街にあるこの家は、将来子供が巣立ちご夫婦だけの生活になった時に、無駄な部屋や使い勝手の悪いスペースがないよう、将来を見越した平屋建てのシンプルなプランとしました。
台形の敷地は南側が道路に接しており、西は隣家が迫っているため、部屋を南西側と北西側に配し、東側に庭を設けたL型のプランとしました。
室内は庭に面して全面的に開放し、デッキを廻すことで広がりをもたせています。20帖あるＬＤＫの中央に据えた大谷石積みの暖炉が、寛ぎのためのリビングスペースと食事のためのダイニングキッチンスペースとを緩やかに仕切る役割を担うとともに、この家の象徴的な存在となっています。