レトロな雰囲気の気品ある木馬
『Mokuba』

端正な佇まいの中にも、顔の輪郭や腹部の動物らしい温かみのある膨らみを、無垢の木と加工技術で表現しています。
脚と本体は伝統工法を応用した組み方で、見た目の美しさと強度、安定感を兼ね備えました。おもちゃとしてだけでなくインテリアとしても楽しめる木馬は、贈り物にも最適です。

森のおもちゃ研究室からの声
~開発ストーリー~

Mokubaの開発背景

オークヴィレッジでは、100年以上の使用に耐えうる木製品を目指し木工を続けてきました。

2000年以上の歴史があり世界中で使用される木馬の、プロダクトとしての完成度を上げることで、子供たちの健やかな成長に寄与するばかりでなく、文化継承にもつながるという想いから、木馬の制作に挑みました。

 

日本人だからこそできる造形、技術、素材の面から、世界最高の木馬を目指して

ギリシャを起源とし、木製玩具では最も歴史が古いとされる木馬を、日本人だからこそできる造形、技術、素材の面から今日的にリデザインし、すべての点において世界で最高の完成度のものを目指しました。

オークヴィレッジが制作した「Mokuba」は、日本の伝統的かつ高度な木工技術を駆使し、永年の使用を想定し、破損しても必ず修理できるよう、複雑な構造を木組みのみで実現しています。

また、現代から未来に使い継がれ永く愛され続ける「木馬の新しいスタンダード」を生み出すため、近年製造されるものに見受けられる奇抜な造形ではなく、歴史や伝統を踏襲した上で、日本の伝統的な木組のディテールを盛り込みました。

 

 

馬らしいキリッとした印象を持ちながらも動物らしいふくらみのあるラインを表現するため、エッジを残しつつ、丸味を帯びた「かまぼこ面」に加工しています。

脚は高度な加工技術を要する四方転び。
脚と本体の仕口も伝統工法を応用した新技術を採用しました。ロッカー部にはクラシカルな木馬の造形を引用しています。

木部の接合にはビス等金具を用いず、木組みで組み立てています。
座面は、安定して座れる形と大きさにこだわりました。

環境への配慮から、規格外広葉樹を使用

「Mokuba」の制作には、適材適所の観点から好適なブナやミズメザクラを用いています。これらのブナやミズメザクラは、森林整備の過程で伐り出された、良材でありながらも通常の材料流通に乗らない、規格外の国産広葉樹を使用しています。

※「Mokuba」は森林整備の過程で伐り出され市場の規格から外れた広葉樹を有効活用するため、同県内の林業事業者、製材業者と連携した「Neo Woods 根尾の広葉樹活用プロジェクト」(2015年グッドデザイン賞受賞)から生まれた商品となります。

 


意匠設計室 矢島 章亜