オークヴィレッジ高山の3つの理念
オークヴィレッジでは、1974年の創設時より、持続可能な社会を目指し「CO2の削減」と「循環型社会」を念頭に置いて、次の3つの理念のもとに活動してきました。21世紀を迎えた今、私たちの考え方にますます多くの方が賛同してくださっています。
『100年かかって育った木は100年使えるモノに』
〜循環型社会を目指したモノ造り〜
オークヴィレッジでは「100年使えるモノ造り」をモットーとしています。
木は伐られても、それだけの年月、生活の中で作品として生き続ければ、その間に充分他の木が育つからです。
伐った後にまた木を植えることで、木は資源として保たれるだけではなく、その成長の過程で二酸化炭素を吸収して内部に固定し、私たちに水や酸素などの恵みをもたらし、生態系を豊かにしてくれます。
「環境の世紀」と呼ばれる21世紀の循環型社会の基本は、再生可能な資源をできるだけゆっくりと循環させることだと言われます。循環型社会を目指してモノ造りから森づくりまで続けてきた我々の活動は、今こそ本番を迎えたと言えます。
『お椀から建物まで』
〜木の文化の再構築〜
21世紀を迎えた今、これから先の100年を考えても、化石資源には明らかに限界があります。私たちオークヴィレッジは、再生可能な資源として木に注目し、「木の文化の再構築」を目指して、「お椀から建物まで」のモノ造りに取り組んでいます。無垢の木を使い、身のまわりの小物から漆器類、家具、そして木造建築まで、暮らし全般に関わるモノ造りを行うことは、木を貴重な資源として有効利用することでもあります。
適材適所に木を選び、伝統工法を用いて造られるそれぞれの作品には、永く愛され、後の世代まで大切に使い継がれて欲しいという造り手の思いが込められています。
『子ども一人、ドングリ一粒』
〜豊かな森林を未来の子どもたちに〜
山から木を1本もらったら、木を1本返そう」という考えから、オークヴィレッジでは1981年に『ドングリの会』を発足させました。環境NPO(非営利団体)として一般の参加を広く呼びかけ、家庭で育てていただいたドングリを山へ植林していく活動や、悪化していく二次林の枝打ち、下草刈り、除間伐などを飛騨の分水嶺や富士山、東京などの各地で行っています。
日本の森林の現状を見つめながら、広葉樹の種であるドングリを植え、苗を育て、そして山に返していくドングリの会の活動は、私たちが壊してしまった生態系を再生させるため、誰でも身近にできる取り組みであるとともに、未来を担う子どもたちにとって質の高い環境教育の場ともなっています。
また今世紀最大の課題と言われる「CO2の削減」の中で「森林による吸収」をより促進するためにも「NPOドングリの会」の活動は、子どもと親との共働参加や環境に熱心な企業との共働も活発化し、ますます注目を集めています。